近隣トラブル事件


騒音、境界線、人間関係、、、、、

1955年3月20日 葛飾区・甥の敵殺人事件

 東京・葛飾区の無職M(当時21歳)は、可愛い甥(当時4歳)をいじめる隣家の日雇い労働者の次男S君(8歳)に対し、「いつか仕返しをしてやろう」と考えていた。
 この日、Mは1人で遊んでいたS君に「映画に連れてってあげる」と声をかけ、連れて来た近くの工場便所においてマフラーで絞殺した。



1966年9月21日 愛媛・妻の自動車事故トラブル殺人事件

 夜、愛媛県周桑郡壬生川町の農業A(35歳)は、近所に住むウナギ養殖業Bさん(37歳)を刺身包丁で刺して殺害し、自身も自殺した。

 事件の5日前、Aの妻(当時30歳)と、Bさんの妻(当時32歳)の自動車が衝突。その際にBさんの妻が1週間程度の怪我を負った。この事故で、Bさんが治療費を請求したことから関係がまずくなり、「金を取るほどの事故か」と思うAに殺意が芽生えた。



1975年5月4日 隣人の噂話勘違い殺人

 静岡県小笠郡菊川町の団地で、住人の主婦A子(当時34歳)が隣人の主婦B子(当時33歳)を刃物で襲い、B子さんが背中におぶっていた三男(2歳)をメッタ刺しにして殺害した。B子さんは無傷だった。

 事件当日、A子は会費の集金に来た隣組班長の主婦と口論になった。その直後、班長の主婦は隣のB子さん方にも寄ったが、B子さんとこの主婦が話しているのを見て、A子は「私の悪口を言っている」と思い込んだ。そして出刃包丁で襲ったのである。だがその話はA子の勘違いであり、単なる立ち話にすぎなかった。



1975年11月14日 仙台・主婦の隣家の女児殺害事件

 仙台市岩切に住む会社員の妻A子(当時39歳)には当時中学3年と高校3年の息子がいた。息子たちは毎日頑張って受験勉強をしているのに、遅くまで大声で歌ったり笑ったりしている隣のB子ちゃん(4つ)に腹がたっていた。
 B子ちゃんは平屋の棟割住宅の隣に住んでいたが、ここは厚さ5cmほどの土壁で仕切られているだけであり、ちょっとした物音も聞こえるほどだった。

 事件当日、A子はアルバイト先の工場を早退、家で酒を飲んでいた。昼過ぎ、買い物に行こうと家を出ると、家の前でB子ちゃんに会い、殺害を思いついた。B子ちゃんにキャラメルや飴玉を買い与え、空き地まで連れ出してから、道端に落ちていたビニール紐で首を締めた。B子ちゃんは午後6時ごろに家族から捜索願が出されており、まもなくA子が交番に自首した。

※「教育ママの殺人」と報じられたこの事件であるが、A子が昼間から酒を飲むような人間であること、高校3年の息子は卒業後就職する予定であり、中学生の息子の方も今の成績でも充分合格できる私立高校を目指していたことなどから、「受験勉強の邪魔」といった動機は偽りだったという。「新潮45 07年3月号」によると、地元の記者は「教育ママの殺人」という風には書かなかったが、東京本社が勝手に”教育ママの悲劇”に仕立てあげたとしている。



1976年1月28日 練馬区・隣家の主婦殺害事件

 昼過ぎ、東京・練馬区の都営住宅に住む主婦A子(当時47歳)が、隣家の主婦B子さん(40歳)を包丁でメッタ切りにして殺害した。

 57年7月、現場の都営住宅ができると同時にそれぞれの夫婦が入居した。木造平屋建てで六畳と四畳半、台所という間取りだったが、子ども4人が大きくなると手狭となったのでA子の家は庭にプレハブの子ども部屋を作った。その際、B子さんの家から「うちの庭に近づきすぎる」というクレームがつき、それ以後隣同士の2人はいざこざがか絶えなくなっていた。
 事件当日、B子さんが軽快に自転車に乗り、A子の前に来るとベルを鳴らして通り過ぎていった。この時、A子に殺意が芽生えた。「あれは自転車に乗れない自分への面当てだ」ととったのである。



1977年5月8日 三重・隣人の幼児水死事件

 三重県鈴鹿市の会社員Aさん夫妻が近所に住む康之ちゃん(3歳)を預かっていたが、目をはなした隙にため池に落ち水死。康之ちゃんの両親はAさん夫婦に損害賠償を求める訴えを起こした。

▽83年2月25日、津地裁は「善意とはいえ、隣人は注意義務を怠った」として500万円支払いの判決。だが勝訴した両親宅に中傷や、いやがらせの電話・手紙が相次いだ。
▽同3月7日、訴えを取り下げ。預かった被告夫婦も4日後に同意し、裁判は取り消しとなった。



1980年3月23日 姫路・アパート共同トイレ騒音殺人

 兵庫県姫路市のとび職・A(当時42歳)は、同じアパートのホステス(39歳)が「いつも共同トイレのドアのあけ方が乱暴なため、神経に障る」と、絞殺。



1980年8月28日 屋根の上殺人

 午後3時45分頃、東京中野区の無職A(当時47歳)が、屋根を修理していた隣家の飲食業Yさん(60歳)を突然バットで襲い、さらにYさんの妻(当時53歳)、駆けつけてきた長女(当時19歳)も殴る。Yさんが入院先の病院で9月1日に死亡、残る2人が軽傷を負った。

 Yさんは8年前、区内に引っ越してきたが、その際にそれまでの古家を壊して2階屋を新築した。そしてその時、A方との境にあった板塀を境界ぎりぎりのブロック塀に作り替えた。これに気を悪くしたAは、ブロック塀を壊したり、はみ出ていたY家の木の枝を切ったりするなどのいやがらせをした。
 そして事態はさらに深刻となる。事件の3年ほど前、Yさんが2階を新築、A家の屋根とY家の壁部分がぶつかるような状態になってしまった。これ以後もAのいやがらせは続き、事件当日にAはY家のトタン屋根をはがした。そして修理を始めたYさん夫妻と屋根の上で鉢合わせとなり、犯行に及んだ。

 逮捕後、Aの供述に一貫性がなく、精神病院に3度の入院歴があったことから東京地検は精神鑑定を実施する。この結果、同年11月5日、「精神分裂病による心神喪失で、刑事責任は問えない」とAを不起訴、措置入院となった。



1981年11月14日 福岡・電車内隣人刺殺事件

 福岡市南区の無職A(当時58歳)は、偶然乗り合わせた隣人の電電公社局員Bさん(30歳)を西鉄の車内で刺殺した。2人は数年前から土地の境界線のことでもめていた。この日、発車待ちの電車内でBさんをみかけたAは挨拶をしたが、「おう」という無愛想な返事に腹を立てた。



1983年5月14日 佐賀・隣家親子3人殺人事件 

 佐賀県鳥栖市水屋町に住む大石国勝(当時38歳)がホースバンドを固定する金具が紛失したと、隣家の高輪清治さん(38歳)宅に押しかけ問い詰めたが、逆に高輪さんから怒鳴られ激昂、高輪さんと妻のヒロ子さん(36歳)と長男の賢規君(13歳)を包丁で次々と刺し殺した。詳細



1985年2月6日 愛媛・隣人の農薬混入殺傷事件

 2月12日から21日かけて、愛媛県川内町(現・東温市)で無職・八木次郎さん夫婦(76歳、61歳)が相次いで農薬中毒で死亡。帰省していた長女・M子さん(当時46歳)も一時重体に陥るという事件が起こった。

 16日、隣家に住む食料品店経営・山本潤一郎(34歳)が逮捕される。山本は土地の境界争いで恨み、6日午後7時ごろ、八木さんの留守中に茶の間の醤油差しに除草剤パラコート剤を混入したもの。八木家では6日から8日にかけて醤油を使った料理を食べたため八木さんらは中毒となり、入院していた。



1986年10月26日 ”メジロの鳴き声”隣人殺人事件

 愛知県春日井市に住む会社員A(当時52歳)は自宅アパートでメジロを飼っていた。Aは人付き合いが苦手でメジロだけが友人だったという。
 10月26日午後11時ごろ、Aは向かい棟4階に住む会社員Bさん(28歳)のもとに文句を言いに行った。Aは「Bさんの部屋の電気が夜遅くまでついているためにメジロが鳴かなくなった」と思いこみ、これまでも何度か苦情を言いにいったことがあった。AはBさんを下の路上に呼び出して苦情を言うと口論になった。アルコールの入っていたAはカッとなり、持っていた果物ナイフでBさんの胸を刺して殺害、騒ぎを見ていた隣人の通報によって現行犯逮捕された。



1987年8月22日 千葉県富里・隣家の美容室襲撃事件

 千葉県富里町(現・富里市)の元大工・北村哲夫が、隣の美容室に押し入り、経営者の三木久美子さん(31歳)夫妻と長男(2歳)を植木ばさみで刺し殺し、放火。放火直後、「やってやった!やった!」と叫んでいるのを目撃されている。北村はさらに別の家の主婦を刺してから、自宅に戻り火をつけて焼身自殺した。

 北村の奇行は普段から知られており、自宅玄関に、戸を開けると回数が記録されサイレンが鳴るシステムを取りつけ、「お前たちがのぞくからだ」と言ったり、主婦が立ち話をしていると「俺の悪口を言ってるんだろう」などと被害妄想が激しかった。派出所にも時々訪れ「六法全書によれば・・・」とつぶやくなどしていた。



1989年2月15日 松山市・”境界線トラブル”隣人刺殺事件

 愛媛県松山市に住むBさん(44歳)が隣家に住むタクシー運転手・A(当時45歳)に刺殺された。
 Bさん宅は2年ほど前から増築工事中だったが、その際、A家のブロック塀いっぱいに棟が迫っていたため、AはBさんに「違法建築だ」「工事音がうるさい」と苦情を言っていた。これに対し、Bさんも「お宅の植木だって、こちらにはみ出してるではないか」と反論、日頃から口論が絶えなかった。この日は土地の境界線のことでまた口論になり、カッとなったAが植木用の刈りこみハサミでいきなりBさんの首を刺した。



2000年12月23日 静岡・中2少年の隣人刺殺事件

 正午頃、静岡県清水市(現・静岡市)のアパートで、中学2年のA(当時14歳)が隣人のSさん(57歳)を包丁で刺殺。

 Aは父、内妻、妹と現場のアパートで4人暮らし。このアパートでは、住人のSさんが酒に飲んで暴れたり、A宅に上がりこむなど、何かとトラブルとなっていた。この日も騒音をめぐってAの父親とSさんが口論になり、自宅にいたAはSさんの罵声を耳にして包丁を持ち出したという。
 Aは小学2年の時に児童福祉施設で過ごし、2月にこのアパートに住む父親の所に移ってきた。中学も転校してきたが、おとなしい生徒で友人をあまり作らず、養護学級の生徒と園芸作業するなどしていたという。



2001年5月4日 姫路・”犬のフン”トラブル殺人事件

 深夜、兵庫県姫路市の路上で、同市に住む自営業・Oさん(53歳)が殺害された。逮捕されたのは同市の自営業・M(当時56歳)で、普段からOさんと犬のフンの処理のことで言い争いが絶えず、この日も口論となり、持っていたナイフでOさんののどを切りつけた。



2005年7月28日 島根・親子殺傷事件

 午前7時頃、島根県浜田市長沢町の自宅前の路上で、消防士・石川秀治さん(36歳)と長男(当時11歳)が、キャッチボールをしようとしていたところ、軽乗用車がぶつかってきて長男に怪我を負わせ、さらに車から降りてきた男が駆け寄ってきた石川さんの顔や腹を包丁で刺し殺害。

 男は石川さん宅と一軒はさんだ近所に住む三谷和夫(当時53歳)。石川さんとは飼い犬のことでトラブルがあった。三谷は石川さんが普段から自分に対していやがらせをしていると思いこみ、この日も「キャッチボールをするのは自分を外出させないためだ」と思った。

▽06年5月16日、松江地裁・飯島健太郎裁判長は「父親の目の前で子どもを車ではね、助けにきた父親を包丁で刺し殺すという、まれに見る凶悪犯罪」と指摘、求刑通り、懲役20年を言い渡した。



2008年1月19日 足立区・猫の餌付け隣人殺害事件

 東京・足立区に住むS(当時49歳)は、猫の餌付けをめぐるトラブルから隣人の無職男性(71歳)に対し憎しみをつのらせ、スパナで何度も殴り、首を包丁で刺して殺害。約5000円が入った財布を奪った。

▽7月15日、東京地裁・後藤真理子裁判長は「被害者と10年以上いざこざを繰り返し、強固な殺意を抱いた。できるだけ苦痛を伴う凶器を選び、頭や顔を何度も殴打した犯行は執拗で残酷」とSを非難、懲役18年(求刑同20年)を言い渡した。



2008年6月12日 姫路・境界線殺人

 午後2時頃、兵庫県姫路市の無職Y(当時56歳)は近くに住む無職Sさん(80歳)を鈍器のようなもので殺害、翌日遺体を積んだ車に乗って市内の交番に自首した。Yは「隣に土地を所有していた須賀さんと、土地の境界をめぐって口論となりやった」などと供述。

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